立憲民主党の野田佳彦元首相（67）は23日、日本維新の会が国会内で開いた勉強会に講師として出席した。立民の党代表選（9月7日告示、23日投開票）で争点となる野党連携に関し、維新との良好な関係をアピールした格好だ。枝野幸男前代表（60）は党の最大の支援組織・連合の芳野友子会長と会談し、国民民主党との協力強化を目指す考えを伝えた。泉健太代表（50）も党幹部らと意見交換した。
野田氏は首相在任時の2012年、野党トップだった安倍晋三自民党総裁との党首討論で、衆院定数削減の実現と引き換えに衆院を解散したにもかかわらず進まなかったとして、自公政権を批判。「野党第1党と第2党が対立すれば、ハッピーになるのは自民だ」と指摘し、連携の必要性を訴えた。
維新の遠藤敬国対委員長によると、野田氏は「代表であろうがなかろうが、今後も両党の結節点として頑張りたい」と語ったという。
野田氏は会合後、党の中堅・若手グループ「直諫の会」の重徳和彦衆院議員らと面会、代表選出馬を重ねて要請された。
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