つくば市が実施を目指す「オンデマンド型」の期日前投票は、予約した住民が自宅の前などにとめた市のワゴン車の中で投票できるというものです。

自力で投票所まで移動することが難しい人の投票環境の整備を目的としたもので、市は模擬投票を行うなどして準備を進め、10月の市長と市議会議員の選挙での実施を目指していました。

これについて市の選挙管理委員会は2日の会議で、10月の選挙での実施を見送ることを決めました。

委員から職員の業務負担の増加や、仮に国政選挙と日程が重なった場合、国政選挙には対応しておらず混乱を招くのではないかといった意見が出たため判断しました。

つくば市選挙管理委員会の南文男委員長は「委員それぞれが実証実験などを見た中で判断した。職員の事務量の増大やミスにつながってはならないという思いから、今回の結論になった」と話しています。

つくば市では、引き続き導入を目指して検討を続けることにしています。

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