自民党の派閥裏金事件を巡って離党した塩谷立元文部科学相(74)=比例東海=は10日、次期衆院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明した。地元の浜松市で支持者を集めた会合後、記者会見で明らかにした。
塩谷氏は昨年8月、安倍晋三元首相死去後に会長不在となっていた安倍派の座長に就任。自民は今年4月、事件の責任を重く見て、事実上派閥のトップだった塩谷氏に離党勧告処分を下した。塩谷氏は再審査を請求したが、却下された。同派は解散方針を決めている。
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