岸田文雄首相が、米ニューヨークの国連本部で開かれる未来サミットへの出席に合わせ、23日にもウクライナのゼレンスキー大統領と会談する方向で調整していることが分かった。首相を退任しても日本政府としてウクライナ支援を続ける方針を伝える。複数の外交筋が17日、明らかにした。

 会談では、殺傷能力のない防衛装備品の供与や地雷・がれき除去、生活再建、経済復興などの支援を巡り、両首脳が署名した協力協定に基づき着実に取り組む考えを説明。ロシアが侵攻を続ける限り、制裁を緩めない意向も示す。

 ニューヨークでは国連のグテレス事務総長、G7議長国イタリアのメローニ首相、EU首脳らとの個別会談も調整する。

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