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防衛省

 日米両政府が進める自衛隊と在日米軍の指揮統制の連携強化について両国の防衛当局は19日、東京で実務者による作業部会の初会合を開いた。来春に自衛隊の「統合作戦司令部」が設置されるのをメドに、米側が新設する「統合軍司令部」との関係性などを一定程度整理していくという。

 20日、防衛省が発表した。日本側からは同省・自衛隊、外務省、米側からはインド太平洋軍司令部、在日米軍司令部の担当者らが出席。初回は、両国内での検討状況について意見交換し、日米間の相互運用性の深化に向けて議論を進めることで一致したという。

 自衛隊は今年度末に陸海空3自衛隊を一体的に運用する常設の統合作戦司令部を新設する。7月末にあった日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では、米側も在日米軍を統合軍司令部に再編し、自衛隊の統合作戦司令部の重要なカウンターパートにするとしていた。

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