石破茂首相は1日夜の初閣議で、内閣の基本方針を決めた。国民の納得と共感を得られる政治を掲げ「全ての人に安心と安全をもたらす社会を実現する」と表明。防衛力の抜本的強化や防災・減災対策に取り組み、持続可能なエネルギー政策を推進するとした。
成長型経済を実現しつつ、財政状況の改善を進めると強調し「賃上げと人手不足緩和の好循環」に意欲を示した。子育て支援に全力を挙げ「若者や女性に選ばれる地方」を目指すと言及した。
東日本大震災や能登半島地震などの大規模災害からの復興に全力で取り組み、巨大自然災害や激甚化する風水害に対処するための体制整備を進めると宣言した。北朝鮮による日本人拉致被害者の帰国実現も盛り込んだ。
閣議では、こうした方針に加え「ルールを守る」と明記した首相談話も決定した。〔共同〕
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