自民党の小倉将信元こども政策担当相
自民党の小倉将信元こども政策担当相(43)=衆院東京23区=は27日投開票の衆院選に出馬しない意向を固め、2日に自身のブログで明らかにした。体調不良が続いており、「総裁選が終わり、総選挙が目前に控えるにあたり、病院で検査を受けたところ、その結果が想像以上に優れず、医師より、全ての活動を控えて治療に専念をすべきと強く勧められました」としている。 小倉氏は現在4期目で、岸田内閣では、こども政策担当大臣に抜擢されていた。9の総裁選では、小泉進次郎選対委員長の陣営で中核を担っていた。 ブログの全文は次の通り。
◆大変悩み苦しんだ
私小倉まさのぶは、次期総選挙に出馬しないことを決断し、党や後援会の関係者に報告しました。 このところ体調不良が続いていたため、総裁選が終わり、総選挙が目前に控えるにあたり、病院で検査を受けたところ、その結果が想像以上に優れず、医師より、全ての活動を控えて治療に専念をすべきと強く勧められました。 今から13年前に公募候補として政治活動をゼロからスタートし、幸いにも、4期、12年もの間、国会議員を務めさせていただき、一昨年には大臣を拝命しました。 これも、浅学非才な私を多くの方が支えていただいたおかげです。この国のためにまだまだ働きたいとの気持ちや、更なる活躍を期待する支援者の方々の期待に応えなければならないとの気持ちも強く、検査の結果を受けてもなお大変悩み苦しみましたが、間近に控える選挙の期間中あるいは当選後の任期中に体調が悪化し、責任を果たせなくなるほうがご迷惑をかけてしまうと判断し、断腸の思いで、ここで政治活動に一区切りをつけ、体調の回復に専念することにしました。 総選挙が迫る中で後任候補のためにも一分一秒でも早く出処進退を決断しなければならなかったため、お世話になった方々にとって突然の決断となってしまったことを深くお詫び申し上げます。 政治経験の全くない私をここまでご支援くださった皆様に心から感謝しています。12年の短い間でしたが、総務大臣政務官として全国をまわり地方創生に携われたこと、自民党青年局長として同世代の仲間と一緒に政策を磨き選挙を戦えたこと、内閣府特命担当大臣としてこども家庭庁の設立や異次元の少子化対策に関われたこと、そして、町田市・多摩市選出の議員として地元の皆様とともにまちづくりを進められたことなど、全てが私にとってかけがえのない宝です。 今後はこうした活動が続けられないことを非常に辛く悔しく思いますと同時に、私の更なる活躍を期待してくれていた支援者の皆様に大変心苦しく申し訳なく思います。 次の選挙も戦うつもりで直前まで準備を進めてまいりましたので、解散総選挙が間近に控える中、党や地元の支部には候補者選びや選挙準備など多大なる負担をかけることになります。関係者には大変申し訳なく思います。私も裏方で出来る限り後任の候補の支援に努めますとともに、これまで支えてくれたスタッフ達が新天地でも活躍できるよう万全のサポートをしたいと考えております。 私自身のこれからの人生については未だ何も決めておりませんが、体調が回復した後に、私が得てきた経験を少しでも誰かのお役に立てられるのであれば、それを何らかの形で社会に還元することでお世話になってきた方々へご恩返ししていきたいと思います。 ※本来ならば、お世話になった方々に直接申し上げねばならないところ、関係者に連絡をしている最中に、報道が先に出てしまったため、こうした形でのご報告になりますこと何卒ご容赦ください。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。