立憲民主党は2日の常任幹事会で、衆院選に向けた総合選挙対策本部(本部長・野田佳彦代表)を立ち上げ、小沢一郎衆院議員をナンバー2に当たる本部長代行に据えた。筆頭副本部長に岡田克也前幹事長、事務総長には小川淳也幹事長を充てた。

 代表選で野田氏と争った枝野幸男元代表、泉健太前代表はともに特別参与となった。大串博志代表代行・選挙対策委員長は、選対本部で9人の副本部長に名を連ねながら事務局長を務める。

 小沢氏は民主党政権時代、首相だった野田氏と消費増税の是非をめぐり対立した過去があるが、今回の代表選では野田氏の支援に回った。

 自民党幹事長や民主党代表を務めてきた小沢氏は、全国の選挙事情や労働組合などにも通じているとされる。石破茂首相が早期解散を宣言するなか、野党間では候補者調整が急務となっており、小沢氏がこうした交渉にどのように関わっていくかが注目される。(大久保貴裕)

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