立憲民主党の野田佳彦代表は3日午前、日本維新の会の馬場伸幸代表、国民民主党の玉木雄一郎代表とそれぞれ国会内で会談した。15日に公示される衆院選に関し、自民党派閥の裏金事件に関わった議員のいる小選挙区で野党候補を一本化することを呼び掛けた。馬場氏とは今後の候補者擁立に際して話し合うことでは一致した。

会談後、野田氏は候補者調整について記者団に「誠意ある対話を続けたい」と強調した。馬場氏も報道陣の取材に応じ、事件関係議員の選挙区に今後候補者を立てる場合は事前に立民と協議する意向を伝えたと説明。既に維新が擁立した候補者の取り下げには否定的な考えを示した。

一方、玉木氏は連合の推薦を得た国民民主候補の選挙区に立民が独自候補を立てないよう改めて要請。それが候補一本化協議の前提条件になるとの認識を伝えた。

会談に臨む立憲民主党の野田佳彦代表(中央右)と日本維新の会の馬場伸幸代表(同左)=3日午前、国会内

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