衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙で共同通信社が実施した出口調査によると、支持政党はないとした無党派層の投票先は、3選挙区いずれも立憲民主党候補が最も支持を集めた。自民党は、唯一候補者を立てた島根1区で支持層固めに苦戦した。
与野党一騎打ちの島根1区は、無党派層の74%が支持した立民元職亀井亜紀子氏に対し、自民新人錦織功政氏は25%と低調。亀井氏は立民支持層の98%、支援を受けた共産党支持層の90%をまとめ、自民支持層の26%にも浸透した。切り崩された錦織氏は自民支持層の73%、推薦を受けた公明党支持層71%の支持にとどまった。
9人の候補者が乱立した東京15区では、立民新人酒井菜摘氏が無党派層支持の26%を獲得、無所属新人須藤元気氏が24%で続いた。「不戦敗」となった自民の支持層は、20%が須藤氏に投票した。
長崎3区は立民前職山田勝彦氏が無党派層の69%を固めた。自民支持層は山田氏が54%、日本維新の会の新人井上翔一朗氏が45%と割れた。〔共同〕
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