岸田総理大臣は5月1日から6日間の日程でフランス、ブラジル、パラグアイの3か国を訪問するため、このあと政府専用機で羽田空港を出発します。

最初に訪れるフランスでは、日本がことし議長国を務めるOECDの閣僚理事会に出席して演説することにしています。

演説では、自身が掲げる「新しい資本主義」の取り組みを説明し、自由で公正な経済秩序を維持・強化する重要性を訴える方針です。

また、生成AIをめぐって、活用の推進と課題の解決に向けたルールづくりを議論する国際的な枠組みの創設を表明する方向で調整を進めているほか、気候変動など、世界的な課題に対して日本が積極的に貢献する姿勢を示すことにしています。

さらに、マクロン大統領とのワーキングランチに臨み、安全保障や経済分野での協力、それに人的交流の推進を確認する見通しです。

その後、G20のことしの議長国、ブラジルや、パラグアイを訪れてそれぞれ首脳会談を行い、経済連携について意見を交わすことにしています。

ブラジルでは、日本の総理大臣として10年ぶりに中南米諸国との関係強化に向けた政策スピーチも行う予定です。

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