自民党の森山裕、公明党の西田実仁両幹事長は19日、都内で会談した。与野党が政治改革に向けて協議する場を立ち上げるため森山氏が野党に提案する方針を確認した。臨時国会で政治資金規正法の改正案を審議する前に与野党各党の主張と論点を整理する。週内の初回会合開催を目指す。
同席した自民党の坂本哲志国会対策委員長が終了後、記者団に明かした。協議体については公明党が提案した。自民党は渡海紀三朗政治改革本部長の参加を想定する。立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、共産党に呼びかける。
臨時国会では政治資金を監視する第三者機関の設置などが論点となる。通常国会での規正法改正では詳細な設計まで協議しなかった。
坂本氏は「熟議と公開の場で共通の認識を持って、お互い理解した上で国会で委員会に臨むことが成案を臨時国会中に得る最大の手段だ」と語った。
会談では日中関係を巡り、自民、公明両党の議員による交流を再開させ年内の訪中を目指すことでも合意した。
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