北陸新幹線の新大阪までの延伸をめぐっては、与党のプロジェクトチームが福井県小浜市を通って京都駅に南下する「小浜・京都ルート」で建設することを決めていて、プロジェクトチームの委員会が具体的なルートの検討を進めています。
20日開かれた委員会では、京都駅の位置をめぐる3つのルート案について、来週と再来週の間に、沿線の福井県、京都府、大阪府、京都市、そして営業主体となるJR西日本から意見を聞くことを決めました。
そのうえで、2025年度中の着工を目指し、12月8日の週に委員会としてルートを決定したあと、その翌週に与党のプロジェクトチームとしてルートを正式に決定する方針を確認しました。
新大阪までの延伸をめぐっては、早期の延伸を求めて滋賀県の米原駅を経由するルートへの見直しを求める声も出ていますが、委員会として「小浜・京都ルート」での建設を改めて確認したということです。
会議のあと、委員長を務める西田昌司参議院議員は「沿線自治体などからは環境面や財源の面で意見や要望があると思う。委員会としてしっかり議論をしたい」と述べました。
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