武藤経済産業大臣は27日経済産業省で、来日中のモロッコのカリム・ジダン投資相と会談しました。

この中で武藤大臣は「成長地域であるアフリカへの関心が高まる中、モロッコのポテンシャルは高く、重要なパートナーだ。経済関係を一層強化していきたい」と述べました。

これに対してジダン投資相は「両国の経済関係が活発になることを喜ばしく思う。この機会に将来に向けた明確なロードマップを示したい」と述べました。

そして2人は両国の間での投資や貿易の促進に向けた覚書を交わしました。

アフリカ北部のモロッコはヨーロッパに近く、比較的安い労働コストを背景に産業の集積を進めていて、覚書には自動車分野を中心に企業の商談の機会を増やすことなどが盛り込まれています。

日本側としてはモロッコと関係を深めることで日本の車や部品、工作機械の販売ルートを広げるねらいがある一方、モロッコ側としても自動車分野を中心に日本の部品メーカーなどの誘致を拡大したい考えです。

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