福島第一原発にたまる処理水の海洋放出をめぐり、日中両国は、IAEA=国際原子力機関の枠組みのもとでの追加的なモニタリング調査を行い、その結果を踏まえて日本産水産物の輸入を段階的に再開させることで合意しています。
ことし10月には、中国を含む3か国の分析機関が原発周辺の海水などを採取していました。
これについて、中国外務省の林剣報道官は3日の会見で「海水のサンプルは最近、中国に運ばれ、専門研究機関が検査・分析を進めている」と述べました。
今後、進展があれば速やかに内容を公表するということです。
中国外務省は先月、南米・ペルーで行われた日中首脳会談のあと、日本産水産物の輸入再開について「両首脳は合意を早急に行動に移すことで一致した」と発表していて、分析結果を踏まえ、輸入の速やかな再開につながるのかが焦点となります。
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