バイデン米大統領が「日本は外国人嫌いで移民を望んでいない」と発言したことを巡り、日本政府が米側に「日本の政策に対する正確な理解に基づかない発言があったことは残念だ」などと申し入れていたことが分かった。4日、日本政府関係者が明らかにした。
申し入れは3日までに外交ルートを通じて行われ、外国人労働者の受け入れなどに関する日本の施策や考え方についても説明したという。
バイデン氏は1日、米ワシントンで大統領選への資金集めイベントを開き「なぜ中国は経済的に行き詰まっているのか。なぜ日本は困難を抱えているのか。なぜロシアは? なぜインドは? それは彼らが外国人嫌いだからだ。彼らは移民を望んでいない」などと述べた。
その後のホワイトハウスの会見では、この発言の真意をただす質問が相次ぎ、ジャンピエール報道官が「日米関係は重要で、民主的な価値や友情の絆を共有している」と日米関係への影響を否定していた。(笹川翔平)
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