改正雇用保険法が可決、成立した参院本会議=10日午前

 パートら短時間労働者の雇用保険への加入を推進する改正雇用保険法が10日の参院本会議で可決、成立した。加入要件である週の労働時間「20時間以上」を、2028年10月から「10時間以上」に緩和。新たに481万人の加入を見込む。働き方の多様化を踏まえ、雇用のセーフティーネットを広げる狙い。

 厚生労働省は「失業への備えや、育児休業給付の利用など雇用保険加入のメリットを丁寧に周知する」としている。現役世代が安心して働ける環境を整える。

 パートらが加入して支払う保険料や給付は、現在の加入者と同じ水準とする。保険料率は0.6%で、月給5万円の人が加入した場合の保険料負担は月300円になる。

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