サウジアラビアのムハンマド皇太子とオンラインで会談する岸田首相=21日午後、首相官邸(内閣広報室提供)

 岸田文雄首相が21日、サウジアラビアのムハンマド皇太子とオンライン会談した。政府関係者が明らかにした。両国関係の強化に向けて協議したとみられる。ムハンマド氏は20日から来日予定だったが、父のサルマン国王の体調不良を理由に延期となっていた。  ムハンマド氏は中東で大きな影響力を持つサウジの事実上の最高権力者として国政を取り仕切っている。20日に来日し、21日に首相と会談する予定だった。  日本側は当初、ガザ情勢での連携や、脱炭素社会に向けた水素、アンモニアといったクリーンエネルギー分野での協力、アニメなどを活用した「ソフトパワー交流」推進での合意を想定していた。


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