1981年に出版された「窓ぎわのトットちゃん」は黒柳徹子さんが小学1年生のときに転校した東京の学校での思い出をつづった自伝的な物語で、発行部数の2600万部のうち、65%が中国で発行され、小学校の国語の教科書にも載るなど親しまれています。

30日、日本で去年発表された42年ぶりの続編「続 窓ぎわのトットちゃん」の中国語版が5月から中国で出版されたことにあわせて、黒柳さんが北京市内で開かれた記念イベントに出席しました。

この中で黒柳さんは「本は自分が『おもしろい』と感じたことを書いていますが、日本人以上に中国の皆さんに合っていたのかもしれない」と語りました。

中国の読者たちは「作品が読書の楽しみを教えてくれた」とか、「トットちゃんに出会っていなければ私の人生は違っていた」などと作品の魅力や思い出を黒柳さんに伝えていました。

黒柳さんは「出版から8か月足らずで中国語版が発売されてびっくりしています。日本と中国がお互いを理解するきっかけになってくれたらとてもうれしい」と話していました。

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