システム受託開発のデータセクションは3日、シャープ、KDDIと人工知能(AI)データセンター構築に向けた協議を始めると発表した。米サーバー大手スーパー・マイクロ・コンピューターを加えた4社で基本合意を結んだ。シャープの堺工場跡地に、米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)を搭載したサーバーを置くデータセンターの設立を目指す。
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シャープが秋に稼働を停止する堺市のテレビ向けパネル工場の跡地を利用する。シャープ、KDDI、データセクションの3社で共同出資会社を設立し、スーパー・マイクロからエヌビディアの最先端のGPU「GB200 NVL72」や水冷機器などを搭載したAIサーバーを調達する。KDDIはネットワークの構築と運用をサポートする。
データセンターは生成AIの基盤となる大規模言語モデルの開発・運用拠点として企業や研究期間などに提供する。エヌビディアのGPUを採用することで、他のデータセンターとの違いを示す。規模はアジア最大級になるとしている。
英調査会社オムディアによると、エヌビディアはデータセンター向けAI半導体の世界市場で8割近いシェアを持つ。同社のGPUはAIの開発を手がけるテクノロジー企業の間で奪い合いになっている。
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