北海道大学大学院修士課程1年の具志堅晴人さんらの研究グループは、ヒトデが5本の腕を立てて体を浮かせる新たな行動パターンを発見した。動きが遅いヒトデはカニのような素早い生き物を捕食できないと考えられていたが、この「五つんばい」の行動で、体の下へ入ってきたカニにかぶさり捕まえることが分かった。
日本に広く生息するイトマキヒトデで確認した。2つの水槽を用意し、一方にはヒトデとカニを入れ、もう一方にはヒトデのみを入れて行動などを調べると、前者で新たな行動パターンが顕著にみられた。今後は動きの遅い他の生物でも似た行動がないか調べる。
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