フォーラム会場には調査のため分解した電気自動車の部品も展示された(15日、浜松市)

公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構(浜松市)は「次世代自動車センターフォーラム2024」を開いた。自動車産業の電動化やデジタル化への対応を支援する同機構の次世代自動車センター浜松の活動報告や事業計画を説明。電気自動車(EV)の部品調査や開発事例について紹介した。

経済産業省課長が自動車産業の動向や政策対応について基調講演した(15日、浜松市)

浜松市内のホテルで15日開かれた。まず経済産業省自動車課の清水淳太郎課長が自動車産業の動向や政策対応に関して基調講演。次世代自動車センター浜松の24年度の事業計画は望月英二センター長が説明し、EV部品調査向けに寸法測定用の3次元(3D)スキャナー導入などに取り組むとした。

続くトークセッションはEV車両の分解や部品調査がテーマで、望月センター長のほか調査した島津製作所の担当者、EV部品開発に挑む西岡可鍛工業(三重県いなべ市)のトップが登壇。会場内には実際に分解したEV部品も展示され、部品開発を目指す会員の中小企業などにセンターの活用を促した。

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