Awwが開発するバーチャルヒューマン「imma(イマ)」

仮想現実スタートアップのAww(アウ、東京・渋谷)は17日、米エヌビディアと技術提携すると発表した。Awwは人気バーチャルヒューマン「imma(イマ)」などを開発し、マネジメントしている。エヌビディアとの提携で制作の効率を高め、自然な動きで対話するバーチャルヒューマンを短時間で作れるようにする。

Awwが独自に開発している大規模言語モデル(LLM)とエヌビディアの技術を融合することで、高性能なバーチャルヒューマンの量産を目指す。バーチャルヒューマンとより自然な対話ができるようになるという。

Awwは「制作プロセスの効率化による提供スピードの大幅な向上を目指している」と説明した。エンターテインメント分野のほか、メンタルケアやウェブサイト上のチャットbotサービス、店頭対応など幅広いビジネスでの利用を想定する。

イマはインスタグラムで38万人以上のフォロワーを抱え、2021年の東京パラリンピック閉会式にも登場した人気バーチャルインフルエンサーだ。高級ブランド「COACH(コーチ)」や野村ホールディングス(HD)の広告に起用されるなど、世界的に存在感が高まっている。

エヌビディアは実在する著名人などを再現したCGモデルの開発などでサイバーエージェントとも協業している。

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