札幌市は、水素の製造から供給まで担う新会社を10月にも設立する見通しだ。9月18日に開会する第3回定例市議会に関連費用を盛り込んだ予算案を提案する予定。同市は政府から「GX金融・資産運用特区」に選定され、圧縮水素の貯蔵量上限などの規制が緩和される見込みだ。新会社設立でグリーントランスフォーメーション(GX)の取り組みが加速する。
新会社には北海道電力や北海道ガス、エア・ウォーターなども出資する方向だ。市は2025年3月までに、水素関連設備を導入できる公共施設がどれだけあるかなどを調査する。市内での水素需要や活用法をまとめた水素利活用方針も24年度中に改定する方針だ。
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