産業団地の売買仮契約書に調印した綿半ホールディングスの野原勇社長㊧と飯田市の佐藤健市長

綿半ホールディングス(HD)は長野県飯田市にバイオマス発電用の木材チップ供給拠点を整備する。27日に飯田市と「龍江インター産業団地」の土地売買仮契約を締結した。面積は約2ヘクタールで、取得額は約1億7700万円。既に同市から借り受けて木材置き場として使用しているが、2025年4月から本格活用する。

綿半グループは長野県などと進めるバイオマス発電事業「信州F・パワープロジェクト」で木材チップの供給を担っており、今回取得した用地は飯田市周辺から原料材を集める拠点となる。正式取得後、木材チップの加工設備を整備する予定だ。将来的には木材加工全般の拠点として整備し、木造建築事業の拡大につなげるとしている。

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