京都府

 「エコサマー」とバス運転手に伝えると、小学生2人までの運賃が無料に――。

 府と京都市が7月20日~8月25日、こんな取り組みを始める。京都市営バスなど36の公共交通機関が対象。環境負荷が少ない公共交通を子どもたちが身近に感じる機会を増やし、利用転換を促す。

 「きょうとエコサマー」と銘打った取り組みで、バスや電車を降りる際、合言葉「エコサマー」と運転手に伝えると、保護者1人につき、同伴の小学生2人までの料金が無料になる。

 ぐるっとむこうバス(向日市)、長岡京はっぴぃバス(長岡京市)は保護者の同伴なしでも小学生の運賃が無料。あやバス(綾部市)は同伴なしでも中学生以下が無料になる。京都丹後鉄道は事前にホームページから専用チケットを印刷し、改札口で提示する。

 府は2007年度、京都市は08年度から別々に取り組みを開始。合言葉や趣旨などが異なっていたが、23年度からは「きょうとエコサマー」に統一した。府交通政策課の笹井淳課長は「夏休み期間に、環境について考え、公共交通を利用して親子で一緒に出掛ける機会にもなれば」と話す。詳細は府のホームページで。【久保聡】

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