将棋 藤井聡太八冠 4年連続で「最優秀棋士賞」に

藤井八冠は昨年度、最年少で「名人」を獲得したあと「王座」も奪取して史上初めて八大タイトルを独占したほか、勝率で歴代2位の記録でトップとなり、現在も八冠を維持しています。

東京の将棋会館では18日、功績を残した棋士に贈られる「将棋大賞」の表彰式が行われ、藤井八冠が、最も活躍した棋士に贈られる「最優秀棋士賞」に4年連続で選ばれました。

藤井八冠は、「最近は戦術の進歩や変化の流れがより一層早くなり、どう対応し、立ち回るかが自分にとって1つのテーマになると考えている。昨年度は実力以上の結果を出せたと感じているが、今年度もよい将棋を見せられるよう精いっぱい取り組みたい」と、喜びを語りました。

また
▽「優秀棋士賞」には、藤井八冠と同い年で「竜王」、「棋王」、「叡王」の3つのタイトル挑戦を決めた伊藤匠 七段（21）
▽「新人賞」には、現役最年少で、勝率が藤井八冠に次ぐ2位だった藤本渚 五段（18）がそれぞれ初めて選ばれました。

このほか
▽最多勝利賞についても、ともに51勝を挙げた伊藤七段と藤本五段が獲得しました。

藤井八冠は現在、去年9月の「王座戦」第2局以降、タイトル戦の対局で連勝を続けていて、今月20日の「叡王戦」第2局に勝つと、歴代1位の大山康晴 十五世名人の記録、「17連勝」に並びます。