再生エネルギーに詳しい人材の輩出を目標に掲げる(4日、札幌市)

北海道大学は4日、再生可能エネルギー技術の研究と人材育成の拠点「リニューアブルエナジーリサーチ&エデュケーションセンター(REREC)」を新設したと発表した。道内は再生エネのポテンシャルが高いとされる。道内の他大学や高等専門学校、企業などとも連携して人材育成を進める。

再生エネに関する研究だけでなく、生物多様性など環境に関する知識や地元との合意形成能力を持ったマネジメント人材を育てる。発電設備の建設時には環境への影響が生じるほか、住民理解が得られないといった課題も出てくる。こうした課題を解決できる人材の輩出を目指す。

拠点代表者で、同大北方生物圏フィールド科学センター長の宮下和士氏は「再生エネ先進地の北海道で課題解決を進め、成長モデルを作っていきたい」と述べた。

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