衣類によく使われる綿とポリエステルの混紡繊維を、電子レンジと同じ原理を持つマイクロ波の加熱によって廃棄衣類などから簡単に分けて取り出せる方法を開発したと、大阪大の宇山浩教授(高分子材料化学)らのチームが12日までに発表した。衣類の大量廃棄は社会問題になっており、リサイクルの促進につながると期待される。
混紡繊維はシャツやズボンなどに幅広く用いられているが、含まれる繊維を種類別に分けるのが難しいという課題があった。宇山教授は「今後はメーカーとも協力し、5年後ぐらいには実用化させたい」としている。
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