「王位戦」の第2局は、函館市のホテルが会場で、午前9時に対局が始まりました。

先手の渡辺九段がおもむろに飛車先の歩を突くと、藤井七冠はお茶をひとくち含み、同じく歩を突いて応じました。

藤井七冠は先月、「叡王戦」に敗れて八大タイトルの独占が崩れ、「七冠」となりましたが、その後、「棋聖戦」を5連覇で制し、初めての永世称号となる、「永世棋聖」の資格を獲得。

最年少記録を53年ぶりに更新しています。

今回の王位戦でも防衛を決めれば5連覇となり、2つ目の永世称号「永世王位」の資格を獲得します。

一方、渡辺九段は、これまでに藤井七冠とタイトル戦で5回顔を合わせていますが、いずれも敗れていて、雪辱を期す戦いです。

「王位戦」七番勝負はことし9月にかけて日程が組まれ、第1局は「千日手」で指し直しの末、藤井七冠が勝っています。

第2局の勝敗は18日午後に決まる見通しです。

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