上川外務大臣は、日本時間の19日未明、首都サラエボで、コナコビッチ外相とおよそ1時間半、夕食も交えながら会談しました。

会談で上川大臣は、ボスニア・ヘルツェゴビナでは1990年代、旧ユーゴスラビアからの独立をめぐって民族間で激しい内戦が起き、今も対立が根強く残っていることを念頭に「地域が力強く発展し、平和と安定を享受するためには、地域内の各国の協力や、ヨーロッパへの統合が重要だ」と述べました。

その上で法の支配を強化し、すべての関係者が団結して国づくりを進めることに期待を示しました。

そして日本として、経済発展やEU=ヨーロッパ連合への加盟を後押ししていくとともに、森林火災のリスクを減らすための技術的な協力を行っていく考えを伝えました。

コナコビッチ外相からはこれまでの地雷の除去などの支援に謝意が示され、両外相は、民族間の融和や国内の安定に向けて連携して取り組んでいくことを確認しました。

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