NTT東日本とNTT西日本は19日、地域の店舗・企業の電話番号を業種別に掲載する「タウンページ」の発行と「104番」の番号案内を来年度末に終了すると発表した。手軽に連絡先が調べられるスマートフォンが普及し、利用者が減少。両事業とも2社合算で数十億円程度の赤字を計上していた。
担当者は、同日のオンライン説明会で「時代の変化や技術の進化とともにほぼ役割を終えた」と語った。今後は、店舗・企業の情報をオンラインで検索できる「iタウンページ」の利用を促すが、個人の電話番号を調べる方法はなくなる。
タウンページは、病院など177業種に絞った最終版を来年1月から発行。希望者からの申し込みに応じて配達する。説明会では、電報も市場動向などを踏まえてサービスの方向性を検討する姿勢を示した。
NTT東日本とNTT西日本が発行を終了する電話帳「タウンページ」(NTT東日本提供)
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