百十四銀行と高松市は23日、2050年の二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロの実現を目指して連携協定を結んだ。脱炭素や環境に関する市民や事業者への啓発活動、中小企業に対する脱炭素経営の支援などに取り組む。
百十四銀が脱炭素の取り組みで自治体と連携協定を結ぶのは初めて。森匡史頭取は同日の締結式で挨拶し「強靱(きょうじん)で持続可能なまちづくりにつなげたい」と話した。同行は6月に取引先のCO2排出量の可視化や削減目標などの作成を支援するコンサルティングを始めた。今後は高松市と組んでセミナーなどを開く予定だ。
高松市の大西秀人市長は脱炭素社会の実現にむけて「市民や企業の意識改革、行動変容を生み出すためにも百十四銀行の力を借りたい」と述べた。
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