世界遺産に登録されている京都市左京区の下鴨神社では、毎年この時期に伝統行事の「みたらし祭」が行われています。

平安時代、貴族が境内にある御手洗池に足を浸しけがれをはらったことが始まりで、江戸時代以降は一般の人たちも池に入るようになり「足つけ神事」として広く親しまれています。

訪れた人たちはズボンやスカートのすそをたくし上げてはだしになると、大人のすねほどある深さの池の中を進み、50メートルほど先の社にろうそくを供えて無病息災を祈っていました。

京都市内は連日厳しい暑さが続いていますが、池の水は湧き水で水温は15度ほどだということで、親子連れなどがつかの間の涼を楽しんでいました。

下鴨神社の大塚高史権禰宜は「土用のうしの日のころの湧き水がもっとも清らかで、その水で厄を落とそうと続いてきた神事です。それぞれ1年の無事を祈ってほしいです」と話していました。

「みたらし祭」は7月28日まで行われています。

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