アイシンは31日、電気自動車(EV)向け駆動装置「イーアクスル」の生産を独BMWから受託したと発表した。中国とチェコの自社工場で生産し、BMWが2020年代後半に投入する車両に供給する。アイシンはイーアクスルを成長の柱と位置付けており、トヨタ自動車以外への販売も広げていく戦略だ。

イーアクスルはモーターとインバーター、減速機などを一体化した駆動部品で、EVの走行性能や電気の消費効率(電費)を左右する。ガソリン車のエンジンにあたり、自動車メーカーなどの間で開発競争が激化している。今回のイーアクスルはBMWが設計し、アイシンは生産のみを担う。

アイシンはイーアクスルの品ぞろえを強化しており、3月にはSUBARU(スバル)との共同開発・分担生産を発表した。5月にはモーターやインバーターの開発に向けて、三菱電機と新会社を設立することで基本合意している。

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