ジャパンマテリアルの新倉庫(岩手県北上市、同社提供)

ジャパンマテリアルは1日、半導体製造に使う特殊ガスや薬品などを保管する倉庫を岩手県北上市で開設したと発表した。主要顧客のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリ)が2025年に同市で新工場棟を稼働させる予定で、需要拡大を見据えて供給体制を拡充する。

開設した「北上村崎野倉庫」は延べ床面積約6600平方メートル。投資額は数十億円規模とみられる。

Jマテリアルはキオクシアの北上工場の第1工場棟向けを中心に、同市に配管設備の加工場や、特殊ガスなどを保管する事業所を持つ。キオクシアは同日、北上工場の第2工場棟の建屋が7月に完成し、2025年秋の稼働を目指すと発表した。Jマテリアルも従来より大きな保管拠点を設け、「顧客の工場の稼働状況に合わせて人員も増やしていきたい」としている。

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