コールセンターは生成AIの導入効果が高い業務の一つとして期待される

KDDI傘下でコールセンター大手のアルティウスリンク(東京・新宿)は9日、大規模言語モデル(LLM)開発のELYZA(イライザ、東京・文京)と協業すると発表した。顧客対応窓口「コンタクトセンター」に特化したLLMや、生成AI(人工知能)を活用した新サービスを共同で開発する。

イライザは2018年にAI研究で著名な東京大学・松尾豊教授の研究室から発足したスタートアップだ。4月にKDDI傘下となり、6月には日本語の性能に特化した最新のLLMを発表した。

アルティウスリンクのコンタクトセンターで応対内容の要約などに生成AIを活用する実証実験を行ったところ、高い精度を確認できた。今後、同社が提供する顧客対応支援サービスにイライザの提供するLLMを実装するほか、各業界に特化した文章要約モデルを共同で開発する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。