福岡市は22日、2018年に東京から同市へ移住し、エンジニアとして活動してきた芝原隼人氏が創業支援拠点「Fukuoka Growth Next(FGN)」で起業すると発表した。生成AI(人工知能)を活用し、音楽に合わせた振り付けを自動で作成できるサービス「最強AIダンサー」を動画クリエーターやダンサー向けに提供する。

設立する新会社は「マッドソフト」で、本社はFGNに置く。登記手続きに先立ち市役所で記者会見した芝原氏は「福岡からエンジニアの起業ムーブメントを盛り上げていきたい」と意気込みを語った。福岡市の高島宗一郎市長も「技術力のあるエンジニアであれば、成長のスピードも速い。他の起業家やエンジニアのロールモデルになるだろう」と話した。

芝原氏は23年12月、市などが実施するプログラミング初心者などを対象としたアプリやサービスの開発コンテスト「Engineer Driven Day(エンジニアドリブンデイ)」に参加。最強AIダンサーで「エンジニアフレンドリーシティ福岡アワード2023」を受賞していた。

記者会見する芝原隼人氏(22日、福岡市)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。