1935年にパリ郊外で生まれたドロンさんは、17歳でフランス軍に従軍し、さまざまな仕事を転々としたあと世界三大映画祭の1つ、カンヌ映画祭で知られるフランス南部のカンヌを訪れた際にスカウトされ俳優になりました。

1960年に公開されたルネ・クレマン監督の映画「太陽がいっぱい」では、自分が殺害した男性になりすまして完全犯罪をたくらむ主人公を演じ、世界的なスターとなりました。

その後も60年代から70年代にかけて多くの映画で主演を務めたほか、テレビドラマや舞台でも活躍し、端正な顔だちや演技でのしぐさなどから、二枚目俳優として日本でも多くの人々を魅了しました。

ドロンさんは2017年に引退を表明し、2019年には、長年の功績が評価され、カンヌ映画祭の名誉賞を受賞しましたがその後、脳卒中で倒れ、療養生活を続けていました。

フランスのAFP通信は、18日、家族の話としてドロンさんは、フランス国内の自宅で家族に見守られながら息を引き取ったと伝えました。

ドロンさんの死去を受け、多くのフランスメディアが「フランス映画界のスターが死去した」などとして、これまでの長年の功績とともに、大きく伝えています。

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