石川好さんは1947年、東京の伊豆大島生まれ。高校卒業後にアメリカのカリフォルニアへ渡り農園で働いたあと、慶應義塾大学に入学し、卒業後に再び渡米して庭園業を営みます。

その後、1983年に「カリフォルニア・ストーリー」で作家としてデビューすると、1989年、自身の経験を元にアメリカのイチゴ農園で働く日々をつづった「ストロベリー・ロード」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し、作品は映画化もされました。

石川さんは、日米関係などを専門に民放の討論番組に出演したほか、かつて日本の海運を支えた「北前船」を生かした地域振興に取り組んだりするなど、幅広く活動してきました。

2009年からは山形県の酒田市美術館の館長を務め、美術館によりますと、最近も業務にあたっていましたが、19日、心筋梗塞のため東京都内の病院で亡くなったということです。

77歳でした。

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