北海道は21日、ヒグマの保護・管理に関する検討会を開き、全道における雌の捕獲目標数について「2025年からの10年間で計4370頭」とする新たな案を示した。6月の会議では「来年度から年520頭」とする方針を示していたが、より精緻な計算モデルを使って修正したとしている。
道によると、個体数の増加に歯止めをかけた上で、必要に応じて人や農作物の被害といった「あつれき」が社会問題化していなかった01~10年ごろの水準まで減らす計画。雌を含む総捕獲目標数は10年間で計1万3290頭とした。
捕獲の強化に加え、クマの生息地や緩衝地帯、市街地などの区域に応じた対策を講じて人里への出没を防ぐ。
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