日産自動車は4日、赤ちゃん本舗(大阪市)と共同開発した子守支援ロボット「イルヨ」に、子どもの車内置き去り防止機能を追加したと発表した。ロボットから保護者が3メートル程度離れるとスマートフォンに通知が届く仕組み。ロボットの商品化は未定だが、今後検討していくという。

イルヨはぬいぐるみ風の外観のロボットで、後部座席に設置する。声で指示を出すと、チャイルドシートに座る赤ちゃんに手を振るなどしてあやしてくれる。寝ているかどうかを運転席側から確認することも可能。

新機能は「マダイルヨ」と命名。保護者のスマホとイルヨを無線で接続し、車内に子どもを残した状態で保護者がイルヨから離れると警告のメッセージを発信する。日産は今後、イルヨの体験会や啓発活動を展開し、車内置き去りの防止につなげたい考えだ。

子守支援ロボット「イルヨ」(写真左)から保護者が3メートル程度離れると、スマートフォンに警告通知が届く=4日、東京都目黒区

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