気象庁

 気象庁は10日、南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」が5月までに終息する可能性が高いと発表した。平常に戻った後、海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が夏の間に生じる確率も50%あるとしている。

 気象庁によると、エルニーニョは昨年の春から続き、5月には発生確率が20%まで下がる。6月は平常の確率が70%と高いが、8月には平常とラニーニャ発生の確率が半々となる。

 エルニーニョは世界的な気温上昇や異常気象の原因とされ、気象庁は春まで続く影響で、日本では今夏、猛暑になると予想している。ラニーニャは日本で夏に暑く、冬に寒くなる傾向がある。

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