ルネサスエレクトロニクスが25日発表した2024年1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比24%減の798億円だった。産業機器向けの半導体で顧客の在庫調整が長引き、需要が落ちた。関連事業は16%の営業減益となった。車載向けは一部の大手部品メーカーが注文を抑制し、小幅な減益となった。
売上高にあたる売上収益は2%減の3517億円だった。産業機器や通信向けの産業・インフラ・IoT事業は13%減だった。全体の営業利益は37%減の778億円となった。
同社は次四半期の業績見通しを非経常項目などを除いた非GAAPベースで開示している。同日公表した24年1〜6月期の売上収益の見通しは、前年同期比3%減の7067億円前後。売上高営業利益率は3.5ポイント減の31.4%とした。
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