使用済み核燃料の再処理工場で、専用スーツなどを短時間で着る初動対応訓練をする作業員ら=1日午後、青森県六ケ所村

 日本原燃は1日、青森県六ケ所村で震度6弱の地震が起き、同村の核燃料サイクル関連施設が被災したとの想定で防災訓練を実施した。再処理工場やウラン濃縮工場など、4施設いずれもが被災した状況を念頭に、各施設での対応や各所からの情報収集、支援の段取りを確認した。

 訓練には社員計850人が参加。4施設のうち再処理工場では、地震で換気機能が失われ水素爆発の恐れが高まったと想定し、現場へ向かう作業員が専用のスーツなどを短時間で着る初動対応訓練を行った。

 このほか施設内の倉庫で火災が起きたとして消防車による消火訓練も実施。

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