開新高校は東海大学と連携して半導体人材(4日の熊本市内での協定締結式)

熊本市の開新高校を運営する開新学園(熊本市)は4日、半導体人材の育成で東海大学と連携すると発表した。東海大は開新高が2025年春に開設する「半導体情報コース」のカリキュラム作成や教職員研修などで協力する。

開新学園と東海大学が同日、熊本市内で連携協定の締結式を開いた。開新高は半導体コースを設けるにあたって東海大からすでに様々な助言を受けたほか、今後は東海大の講義やコンテストに生徒を参加させたり、教職員同士が情報交換や研究などで交流したりすることも視野に入れている。

熊本では台湾積体電路製造(TSMC)の進出を機に半導体関連産業が集積する半面、現場で働く人材の不足が指摘されている。締結式で開新学園の甲斐達也理事長は「人材こそがサプライチェーン(供給網)の要だ。高大連携で次の時代の波である半導体の人材を送り出す」と話した。

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