JR焼津駅周辺で低速EVによる送迎の最終実証を10月から始める

静岡県焼津市で低速の電気自動車(EV)を走らせ、観光・経済交流につなげる「つなモビ」の実装に向けた最終実証が12日に始まる。12月15日までJR焼津駅南口の3キロ圏内で利用者を送迎する。乗車回数や収支率、経済波及効果などを検証し、高齢者の移動や住民と来街者の交流を促す。

モビリティー事業や人材マッチングを手掛ける合同会社うさぎ企画(静岡県長泉町)が運行する。料金は1日乗り放題で700円、1回利用券は300円。乗車時のほか市の公式LINE上のアプリで決済できる。停留所は公共施設や店舗、観光施設など45カ所と23年度の前回実験から10カ所以上増やし、6人乗りを9人乗りに変えた。

実験は3回目。同社によると前回実験では79日間で580人が利用し、1781万円の経済波及効果があった。利用客の4割は地元客だった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。