東アフリカを繰り返し豪雨が襲い、数百人の犠牲者が出ている。ロイター通信などによると、ケニアでは29日に豪雨でダムが決壊して下流の集落をのみ込み、少なくとも42人が死亡した。3月以降の豪雨での死者は140人を超え、隣国タンザニアでも155人が犠牲になっている。

 ケニアの主要紙「ネイション」によると、週末に激しい雨が降り続いた後、同国中部マイマヒウで29日午前4時ごろ、ダムが決壊し下流の集落を襲った。犠牲者の多くは、女性や子どもとみられる。同国北部では28日、洪水の中を避難していたボートが転覆し、20人以上が行方不明になっているという。(ヨハネスブルク=今泉奏)

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