【オタワ共同】プラスチックごみによる汚染を国際的に規制する条約作りを目指す政府間交渉委員会は30日、11~12月に韓国で開かれる次回会合までに追加の協議機会を設けることで合意し、閉幕。次回に条約案の合意を目指すが、どこまで厳しい規制を盛り込むかを巡って各国に隔たりがあり、意見集約が進まなかった。

 約170カ国の代表や環境団体など計約2500人が参加。条約原案は複数の選択肢が列記されており、意見集約を進めて分量を減らす作業を進めた。欧州連合(EU)やアフリカ諸国がプラスチック生産量の抑制を求める一方、原料となる石油を産出する中東諸国やロシアなどは規制への反対姿勢を崩さなかった。

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