北海道電力は、ウニによる食害などで海藻が減る「磯焼け」対策を手がけるウニノミクス(東京・江東)と、藻場再生に向けた共同検討を進めると発表した。北海道では日本海沿岸部で特に磯焼けが進んでいるとされている。ウニノミクスが持つ磯焼け対策やウニ蓄養のノウハウを取り入れつつ、海藻を育て二酸化炭素(CO2)を吸収する「ブルーカーボン」の取り組みに力を入れる。
事業エリアなど共同検討の詳細は今後詰める。ウニノミクスは山口県でウニの蓄養工場を手掛けているほか、磯焼け地域で身入りが悪いウニを買い取り、蓄養して販売するビジネスを展開している。北電はすでに苫小牧の海域や森町などでもブルーカーボンの取り組みを進めている。
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